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研究室訪問インタビュー

九大・応用化学・田中研究室に興味がある学生向けに、田中先生にインタビューを行いました。

田中先生の職歴を教えてください。

テルモ(株)の研究所・工場、北大、東北大、ドイツの研究所、山形大、文部科学省など、複数の大学・研究所、政府機関、企業で、一貫して医療製品開発を行ってきました。また、研究室の教員は、有機合成化学、表面物理化学、分子生物学などの専門家です。

九大のビジョンを教えてください。

「未来の課題に挑戦する活力に満ちた最高水準の研究教育拠点となる」ことを基本理念として、研究、教育、社会貢献に取り組んでいます。伊都キャンパスへの統合移転による最先端研究教育環境を整備したグローバル・ハブ・キャンパスを完成させ、アジアの拠点大学として世界に誇ることができる世界第一級の研究・教育拠点を形成するとともに、最先端の医療を提供する大学です。

九大に着任されたのはいつですか?

2015年の春です。国内や海外拠点を経て、生まれ故郷の九州に戻ってきました。文部科学省を兼務していた時、日本の総合力を結集して、医療の質向上に貢献できるバイオマテリアルの設計技術を完成させたいと考えました。この目的達成のためには、医療製品が使用される環境下で材料の表面・界面の物性の理解が必要です。九大先導研や応用化学は、この分野の世界的なリーダーです。

九大先導研はどんな研究所ですか?

先導的な物質化学に関する世界的な拠点です。高い機能を有するソフトマテリアル、および、ナノバイオテクノロジーの開拓を目指しています。とりわけソフトマテリアル化学分野で卓越した研究成果を創出しています。
http://www.cm.kyushu-u.ac.jp/

また、北海道大学電子科学研究所、東北大学多元物質化学研究所、東京工業大学資源化学研究所、大阪大学産業科学研究所、九州大学先導物質化学研究所が中核拠点となり、ネットワーク型共同研究拠点である「物質デバイス領域共同研究拠点」、およびナノマクロ物質・デバイスシステム創製アライアンスを構成しています。
http://star-five.net/

先導研の教員は研究に情熱を燃やし、最新の機器を駆使することにより最先端で活躍している研究者です。研究グループは比較的少人数ですので教員は懇切に皆さんの研究指導ができ、皆さんは世界の第1線の研究を体験できますので、大いに能力を伸ばす機会が得られます。

研究テーマを教えてください。

  • 独自の中間水コンセプトによる医療材料設計
  • 新規重合法による生体適合性高分子の合成
  • バイオ界面構造の解析と生体適合性発現機構の解明
  • 正常細胞、癌細胞、幹細胞の接着、増殖、分化、機能の制御
  • 産官学医国際連携による医療製品開発 などです。

どのような講義を担当されていますか?

  • 生体材料設計学
  • 生体材料解析学
  • 物質科学工学概論第二:生体適合性材料の化学と次世代の医療機器開発
  • 物質科学工学第三:生体適合性高分子の合成と解析・細胞培養実習 などです。

研究室の特長は?

  • 産官学の国際舞台での基礎研究から開発まで経験したスタッフがそろっています。
  • 少人数制で自由闊達な議論の場を提供しています。
  • 世界初の理論である中間水コンセプトの発祥研究室です。
  • 30代、40代がチームリーダーとなり、20代の次世代人材を育成し、学生の情熱を引き出す教育を実践しています。
  • 医学部や病院との交流により、現場でのニーズを肌で感じることができます。
  • 多くの企業様のアドバイザーやコンサルティングを行っています。

田中研卒業生の最近の就職先は?

九大は一期生なので卒業生はまだいませんが、山形大学田中研の卒業生は、帝人、日立化成、ニプロ、リンテック、東洋製缶、興国インテック、パイオラックスメディカルデバイス、コニカミノルタ、大日本印刷、関東化学、日新製薬、ゼリア新薬、カネカ、朝日インテック、シカゴ大学などです。化学・材料・医薬・医療機器メーカーが多いです。田中研で学んだセンスを活かして関連テーマの研究開発を進めています。卒業生は、OB・OG会や学会、研究室旅行にも参加してくれます。頼もしい先輩方です。

大学院博士課程進学を考えています。学費が心配です。

これからの研究開発には、異分野融合や国際連携の流れの中で先例のない進め方が求められます。将来、研究職に就きたいのであれば、博士課程進学を勧めます。当研究室の博士課程の学生は、国の日本学術振興会や企業の奨学金制度などを利用して給与を得ながら博士の学位を取得しています。生活費の心配なく研究に打ち込めます。いろいろな制度がありますので、ぜひ相談してください。

海外留学を考えています。どのような留学実績がありますか?

Prof. Mark A Birch, Cambridge University, 英国
Prof. Joachim P. Spatz , Universität Heidelberg and Max-Planck-Institute, ドイツ
Prof. Johan Hofkens, Katholieke Universiteit Leuven, ベルギー
Prof. Stergios Logothetidis and Dr.Med.Varvara Karagkiozaki, Aristotle University of Thessaloniki, ギリシャ
Prof. Mathis O. Riehle, Prof. Nikolaj Gadegaard Prof. Matt. Dalby, University of Glasgow, 英国
Dr. Marco Maccarini, University of Grenoble, フランス
Prof. Kim Chan, Faculty of pharmacy, The University of Sydney, オーストラリア
Dr. Ferdous Khan, The University of Edinburgh, 英国
Professort Søren Hvilsted, ‎Dr. Katja JANKOVA Atanasova, Technical University of Denmark, デンマーク
Prof. Ralf Kemkemer, Bioengineering, Reutlingen University and Max Planck Institute for Intelligent Systemsドイツ
Dr. Mark A Birch, The Medical School, Cambridge University, Newcastle University, 英国
Dr. Rebecca Macmarry, University of Chicago, 米国 などです。
国内では、北大、東北大、東大、京大、阪大の医学部などです。
また、イギリス、台湾、スペイン、ドイツから田中研究室への交換留学生の実績があります。

田中研の学生はどのような学会での発表実績がありますか?

海外は、米国、イギリス、フランス、ドイツ、ポルトガル、スペイン、オーストリア、中国、韓国、台湾、オーストラリアなど世界各国の学会発表実績があります。学生が英語で発表し、学会賞を受賞しています。バイオマテリアルに関する国際学会の特別セッションの企画も行ってきました。国内は、北海道から沖縄まで日本全国の学会で発表しています。

田中研究室での行事は?学生のスケジュールは?

例えば、9:00から各自の研究テーマを進めるのに必要な分野に関する勉強会(朝ゼミ)、実験計画や進捗の打ち合わせ、研究室全体でのセミナーや最新の論文紹介、国内外の共同研究者による講演会、などいろいろな企画があります。学科や研究所のレクリエーション行事や飲み会、研究室旅行なども開催しています。メンバー全員が切磋琢磨しながら最先端のバイオマテリアル研究に取り組んでいます。

田中先生と直接お話しできますか?

はい。いつでもどうぞ。研究室では、定期的に学生と個別面談を行っています。研究室のスタッフ全員で学生のサポートをしています。実験のこと、進路のこと、学生の悩み事にはとことん付き合い、解決策を一緒に考えます。もしリクエストがあれば、何でも提案してください。研究室のメンバーと議論することは大好きです。日本の将来を支えるのは人財です。

受験生や学部生にメッセージを。

高校までの勉強は、すでに学問としてわかっていることを、きちんと記憶して理解することです。研究室では、わかっていないことを明らかにするために研究を行います。生命がかかわる現象のメカニズムの解明のために、仮説を立て、実験で実証します。これにより身に付けた考え方が社会で役に立ちます。研究室に来られる一流の研究者や企業の方々との出会いを楽しみましょう。

最後にすべての学生へ。

夢を実現するために行動しよう!ほしいものを手に入れるためには、それ相応のことをする必要があります。すべてのチャレンジが学ぶための絶好の機会になります。良き出会いに近道はありません。たくさんの実践と失敗が成長につながります。どんなことでも相談に乗ります。

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